線状降水帯

ここ数年、毎年のように発生する大雨災害のひとつである、線状降水帯について解説します。
いつどこで発生してもおかしくはない線状降水帯について、自分や周りの大切な命を守るためにも、日ごろから知識を深め、備えをしておきましょう。

線状降水帯とは
線状降水帯とは、大雨災害をもたらす気象現象のことをいいます。同じ場所に雨雲が次々と発生・通過したり、停滞したりしている状態のことで、雨雲レーダーなどでは線状に伸びた降水域が同じ場所に停滞しているように見えます。
線状降水帯が発生すると、同じ場所に猛烈な雨が集中的に長く降ることから、大雨災害が発生しやすくなります。

線状降水帯から身を守るためには
線状降水帯から身を守るためには、普段からの大雨への備えに加え、線状降水帯発生時には大雨に関する情報を適切に収集し、状況を把握することが大切になります。
線状降水帯が発生している場合は、すでに土砂災害や洪水による災害発生の危険度が、急激に高まっている状態です。
自治体からの避難に関する情報を確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。すでに避難することが危険な場合は、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。ただし、土石流が想定される箇所においては、危険な区域の外へ退避する、もしくは堅牢な建物の高層階に避難してください。
土砂災害は、雨が弱まったり止んだりした後でも発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。このような前兆を見つけた時には、すぐに斜面から離れてください。
河川の増水・氾濫も大雨のピークが過ぎた後に発生する場合があります。雨が弱まっても川には絶対に近づかないでください。

詳しくは、以下のページをご確認ください
・大雨が発生したときは
https://tenki.jp/bousai/knowledge/532ba20.html
・大雨で避難するときは
https://tenki.jp/bousai/knowledge/541fc60.html

普段からの線状降水帯への備え
実際に線状降水帯や大雨災害が発生してからでは、できることが限られてしまいます。普段から備えておくことが大切です。

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